コウ メイジ   Koh Meijii
  黃 名時
   所属   国際文化学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/11
形態種別 学術書
標題 粤風詩筒 第6号
執筆形態 共著
掲載誌名 諸橋轍次博士記念漢詩大会実行委員会 編集・発行
掲載区分国内
出版社・発行元 諸橋轍次記念館
概要 本漢詩大会の趣旨は、漢学者であり詩人でもあった諸橋轍次博士の遺徳を偲び、日本の漢詩実作文化の衰退に歯止めをかけ、さらに次世代の実作文化の継承を促進することにある。本年の「第六回 諸橋轍次博士記念全国漢詩大会」で筆者は審査委員長を務め、表彰式では審査講評とともに受賞作の朗誦を行った。作品集『粤風詩筒』(入選数646首)に漢詩作品の選評と、審査員詠草として筆者の拙作「七絶彙聚有感」詠懐詩一首:「漢學之鄕松翠園,有縁千里赴吟團,古詩朗誦人人異,攜手發揚唱和圈」を載せてある。今般の漢詩大会には、日本各地・中国・台湾から幅広い世代の計697名が参加し、818首もの漢詩作品が寄せられた。自由題の七言絶句は詩題もバラエティ豊かで多岐にわたる。春夏秋冬・天地日月・花鳥風月・喜怒哀楽など様々な詠物詩や詠懐詩が見られ、内容は実に多種多様である。時に日本の時事トピックスを題材としたものもあり、総じて和風の味わいある詩歌が多数詠まれている。漢詩大会の一環である流觴曲水の庭園の宴では、筆者も柏梁体の句作りに加わった。韻字は「梧」で、「鳳凰棲息在碧梧」一句を詠む。筆者その日の感慨を綴った七絶は、「觀觴亭偶作」:「紅葉粤風雨轉晴, 青苔遍地顯詩情, 三三五五裝凰鳳, 曲水流觴佳作盈」一首。