ミヤサカ キヨシ
Miyasaka Kiyoshi
宮坂 清 所属 国際文化学部 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/06 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 「病いの表情としての異物 ラダック地方の異物の吸い出し治療」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『人間と社会の探求 —慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第57号),87-96頁 |
概要 | B5判。
ラダックの巫者(シャーマン)は、患者の身体に吸いつき、「ティブ」(ケガレ、穢れ)と呼ばれる異物を吸い出す。この異物の吸い出し治療はたとえば現代医学におけるガンの摘出手術を連想させる。だが、ガンの摘出が「病因」を取り出すことであるのに対し、巫者の吸い出し治療で吸い出される異物は、民俗的な病いの意味が凝縮して現れたものであり、したがってむしろ病いの相貌を構成する「表情」と捉えるのが適切であると指摘した。 |