ナカダ ショウイチ
NAKADA Shoichi
中田 昭一 所属 国際文化学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/12 |
形態種別 | その他 |
標題 | 南京国民政府期における手形取引振興策の展開 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名学大研究年報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 17,1-31頁 |
概要 | 本稿は、南京国民政府期に金融恐慌救済策として上海において実行された手形取引振興策を取り上げ、手形取引振興策がそれまでの決済システムをどのように変え、また変えなかったのかを検討した。絹織物の取引で実施されつつあった手形取引の事例に基づけば、旧来の商習慣を克服し、手形取引を普及させることは十分可能であったが、政策主体たる政府と銀行資本の微妙な利害対立によって、手形取引振興策は銀行間の短期資金の増大に寄与するのみの政策に変質したことを明らかにした。 |