ヒラノ タカユキ
hirano takayuki
平野 孝行 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 侵害的圧迫刺激と遠隔部位における反応 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名古屋大学医療技術短期大学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (No.3),147-151頁 |
概要 | 侵害刺激によって遠隔部に関連痛が生じることがあるが、侵害刺激の受容にはポリモーダル受容器の関与が考えられている。この受容器が自律神経系とも連絡をもっていることから侵害刺激による自律神経系への影響を探るため、健常成人19名を用いて関連痛発生局所の循環血液量の測定を行った。組織分析装置を用い圧迫中および圧迫後の手背部の血中ヘモグロビン量を測定し圧迫前のコントロール値と比較した。血中ヘモグロビン量は関連痛出現の有無に関係なく増加したが、この増加は関連痛が出現した被検者では有意で急激に起こり、圧迫刺激終了後まで続き、ポリモーダル受容器の興奮が、他部位の痛みの発生や血液量の増加を起こしたものと考えた。 |