スズキ ケイジ
suzuki keiji
鈴木 啓司 所属 国際文化学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 新たなる認識論理の構築 16―意識論 認識論から見た数の生成― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第55巻(第2号),91-106頁 |
概要 | 本篇(数学篇)と次篇(物理学篇)にわたり意識論を展開する。「モノそのものであるコト」を表現する言語の開拓を目指す新物質主義は,当然のことながら,意識も物質論的見地から考察してゆく。もちろんそれは,従来の物質還元主義ではない。意識という内観を徹底した唯物論の視点から捉える試みである。ゆえにそれは内的唯物論と呼んでもよい。その流れで,前篇から数学という最も抽象的な言語のモノ化を進めてきたが,本篇では,意識による数の内的生成を論じる。これまで「数える」といった外界への感覚反応から説明されがちであった数の起源を,純粋に内的な意識の発生と重ねて跡づけ,もって意識主体の「モノそのものであるコト」を表現せんとする。さらにそこから,線ではなく波としての実数像,そして,意識=時間というテーゼを提示し,自由意志と物理的決定論の相克などの内部・外部,主観・客観をめぐるアポリアに,次篇につながる応答を用意する。 |