カトウ フミユキ
Kato Fumiyuki
加藤 文之 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | 皮下脂肪の厚さが活動電位に与える影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東海北陸理学療法士学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (No.11),58-59頁 |
担当範囲 | 担当部分:研究の企画・立案から参加し,実験,分析,考察及び論文作成の指導を行い,筋電図学的見地から評価し,論文のとりまとめを行った. |
著者・共著者 | 千鳥司浩,下野俊哉,加藤文之,日比野至,平井達也,石田和人 |
概要 | 表面筋電図は非侵襲的であり且つ測定が簡易であることから臨床でも多く使用されている.分析は皮膚と筋の間に介在する脂肪組織を介して導出されるため,その影響を受ける.皮下脂肪の厚さが筋収縮強度と筋活動電位の関係にどのような影響を与えるかを健常者15名で筋積分値と平均周波数を用いて検討した.筋積分値では皮下脂肪の厚い群は薄い群に比しどの収縮強度においても有意な低下を認め筋収縮の増加に伴う変化の割合はほぼ同様であった.筋積分値では皮下脂肪の影響は少ないと考えられる.平均周波数では筋収縮力の増加に伴い,皮下脂肪の薄い群では上昇が認められたが厚い群では高周波数成分が皮下脂肪組織によりフィルタリングされ変化を認められなかった.40%MVCまでの弱い収縮強度では皮下脂肪の影響は受けにくいが60%MVC以上では強い収縮強度ではその影響を受けやすくなると考えられる.臨床で周波数分析をする場合,皮下脂肪の厚さにも注意する必要がある. |