コウ メイジ
Koh Meijii
黃 名時 所属 国際文化学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1992/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 翻訳 「癌≠死」(1) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29-1. |
著者・共著者 | 黄名時、角屋明彦(2名) |
概要 | 「癌≠死」は女流文筆家・柯岩の手になる作品である。心臓病で入院中に癌(がん)の疑いをかけられた彼女は、郭林女史の新気功に出くわす。科学的根拠に乏しいそうした治療法に、初めのうちは半信半疑でありながらも次第に興味を抱き、同じような病気に苦しむ多くの仲間と出会って気功の世界に入っていく。そのプロセスを記述したのがこの作品である。昨今の日本は気功のブームである。中国から招かれた気功師の講演会にはたくさんの聴衆が集まる。気功療法の看板を掲げる治療院も多い。気功は中国文化の中で生まれ育まれた特異な医療文化の要素である。日本文化のなかに移入されたそうした異文化の所産を正しく理解し、本来の機能を遺憾なく発揮させるためにも、その文化母体である中国文化との関連において捉えることが必須であると考えられ、このような意図を以ってこの作品を訳出した。 |