コバヤシ アヤミ
Kobayashi Ayami
小林 礼実 所属 経済学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 研究ノート
"The Depositor Discipline Hypothesis: The Transition to an Interaction Effect" |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『経営行動科学』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第20巻(第1号),13-26頁 |
著者・共著者 | 南山大学経営学部Marc Bremer教授 |
概要 | 本稿の目的は、預金者規律付け仮説、すなわち米国と日本における預金者による市場を通した銀行に対する規律付け仮説、を展望し考察することにある。本論文は、アメリカにおける米銀の先行研究は、預金金利影響分析、預金量影響分析、双方影響分析の三つのグループに分類できることを明らかにした。預金者規律付け仮説の検証は、預金金利影響を分析することからはじまり、預金量影響を分析する研究へと続いている。それぞれ銀行リスク決定要因に敏感に反応する結果が見出された。しかし、銀行業分析では、構造方程式において預金金利と預金量のそれぞれが銀行の需要側と預金者の供給側のいずれかへ影響を及ぼす外生変数かを特定することは困難である。このため、近年の研究では、預金金利と預金量の同時方程式を誘導形に変換し推計を行う方法論が主流となってきた。よって、預金者規律付け仮説は預金金利と預金量の双方から分析されるべきであることを展望し考察した。 |