ナガタ コズエ
NAGATA KOZUE
長田 こずえ 所属 国際文化学部 職種 任期制教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 経済大国としてのBRICSの台頭とグローバルガバナンスに及ぼす影響-グローバルガバナンスの市場競争時代 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第55巻(第2号),193-212頁 |
概要 | 東西ドイツの統合,ソ連の崩壊以降,国際機構が強化され,国際問題を解決する手段としてマルチラテラリズムやグローバルガバナンスなど新しいアプローチが提唱されるようになってきた。いわゆるリベラルな思想が広がり,そのようなグルーバルガバナンスを率先するのは欧米や日本などの西側の先進諸国あるという合意が暗黙のうちになされていた。しかし,最近のBRICS諸国(ブラジル,ロシア,インド,中国,南アフリカ)の台頭は従来のグローバルガバナンスや国際機構のあり方に大きな影響を与え始めた。既存の国際的な制度に挑戦を始めている。BRICSの台頭は既存のグローバルガバナンスの一部を取り除き,新しい表層を追加し形態を変化させるだろう。グローバルガバナンスを複雑化,変化させていくだろうが,グローバルガバナンスそのものを破壊させることはあり得ない。 |