キム エキョン
Kim Aekyoung
金 愛慶 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 小・中・高校における自傷行為への対応上の問題・限界・要望 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論文集(社会科学編) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.45(3),83-90頁 |
概要 | 本研究では、自傷行為を含めて児童・生徒の自傷行為を始めとする様々な心理的問題への対応においてどのような問題や限界を感じているか、なおそのような問題や限界に対してどのような要望をもっているかについて調べるために、小学校・中学校・高校を対象に郵送法で養護教諭の協力を基にアンケート調査を実施した。 その結果、学校段階間における自傷行為への対応上の問題・限界・要望でのいずれの項目においても有意差は見られなかったので、以下のすべての結果処理は小・中・高校のデータを統合して行った。そして、自傷行為への対応上の問題・限界・要望における具体的な結果は次の通りである。養護教諭は児童生徒およびその家族への対応に必要な専門知識の必要性を問題として感じており、要望もそれに関連した専門知識を学べる研修会の必要性を強く感じていることが明らかになった。また、養護教諭は小・中・高校の児童生徒の心理的なケアの面での対応の必要性の認識も高まっていることが示唆されており、その対応の主たる役割を担うはずのSCが非常勤という勤務形態である故、緊急対応が必要になった時に限界があることも浮き彫りになった。 |