ヨシダ タツヤ
YOSHIDA Tatsuya
吉田 達矢 所属 国際文化学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 外国人からみた明治時代の名古屋 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学 人文・自然科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第56巻(第1号),15-29頁 |
概要 | 本稿では,明治時代(1868~1912年)に名古屋を訪れた外国人19人の日記・旅行記などの史料から,彼らが当時の名古屋をどのように見ていたのか,どのように滞在し,名古屋の何に注目したのか,などの問題について考察した。まず滞在日数に関しては,個々人によって異なり,特定の傾向は見出せなかった。宿泊場所は,秋琴楼・支那忠・名古屋ホテルがよく利用された。訪問場所としては,名古屋城を見学したあるいは何らかの言及をしたのは19人中14人であったことから,明治時代の名古屋では名古屋城が外国人にとって一番の観光場所であったと推測される。名古屋の特産品として認識されていたのは,陶磁器(七宝焼)や扇(子)などであった。名古屋に対するイメージとしては,明治半ばころから「近代的な産業・工業都市」として徐々に認識されるようになり,名古屋の人たちに対する印象は概ね好意的であったといえる。 |