アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1993/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 0n the Possibility of Non-Clausemate Antecedents for the Japanese Anaphor TAGAI |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名学大外国語学部論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 4-2.,pp.17-23 |
担当範囲 | 共同研究につき本人担当部分抽出不可能 |
著者・共著者 | William John Herlofsky、赤楚治之 |
概要 | ハロフスキー教授との共同研究である本研究は、日本語の再帰代名詞と呼ばれてきた「(お)互い.の機能と分布を論じたものである。従来の研究では、英語のeach otherとの関連から、「(お)互い」の再帰代名詞としての用法だけに焦点が当てられ、そのlocally-boundの性格(clausemate antecedentを必ず持つという性質)だけが、議論の対象になっていた。本研究では、日本語の「(お)互い」には、その再帰代名詞としての機能以外に二つの別の機能(Respective用法とグループ用法)があり、その二つの機能で用いられる場合においては、locally-boundだけでなく、long-distanceの性質(non-clausemateのantecedentを持つ)もあることを指摘した。理論的には従来のanaphor研究の問題点を指摘するに留まっているにすぎないが、従来、日本語文法で見逃されてきた言語事実を記述したと言う点において、評価ある研究であるといえよう。(英文) |