サイトウ ケンジ
SAITOU Kenji
齋藤 健治 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「ひと」的視座における「まち」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 佐賀大学理工学部集報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 32(2),13-18頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 公共空間としての「まち」について,建築物,道路構造物などインフラの整備の観点ではなく,「ひと」の心理的,行動的ありかたとの関連で考察した.まず,「ひと」とは「まち」そのものであると捉えることができることを示し,倫理観や死生観が「まち」の存在根底であることを示した.そして,戦後,とりわけ近年の倫理,死生観の空洞化が「まち」の荒廃を招きかねないことも示した.一方,それらは日本人に独特の「甘え」の構造によって説明することもでき,悪い意味での「甘え」の増幅が原因の一つとなりうる.車社会においては,特にその傾向が強くなる可能性があり,「まちづくり」の点でも同様のことがいえる.これらのことから,「まちづくり」には「ひとづくり」が重要であることが示された.(筆頭論文) |