カトウ フミユキ
Kato Fumiyuki
加藤 文之 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | コンサルテーション・リエゾン療法と理学療法が奏効した顎口腔ジストニアの1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本口腔診断学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 15巻(1号),65-68頁 |
担当範囲 | 担当部分:リハビリテーション部における理学療法の部分を担当し,全体の構成を理学療法の見地から評価し,論文のとりまとめの助言を行った. |
著者・共著者 | 小林健宏, 篠原淳, 風岡宜暁, 川瀬哲人, 木村努, 岡崎勝至, 小佐野裕, 古井由美子, 加藤文之, 山田史郎 |
概要 | 15歳女.右側咬筋部の開口時痛を自覚し,開口量の低下,頭痛,眩暈,不眠,開口時の下顎振戦が出現した.筋電図検査所見よりジストニアと診断し,心因性が示唆された.トリヘキシフェニジルを投与したが無効で,精神科とのコンサルテーション・リエゾン療法を開始すると共に,筋の協調失調由来と思われる凝りと痛みの悪循環に対して理学療法を行った.精神科では臨床心理士によるカウンセリングにより精神的緊張の緩和,日常生活上の過労防止の指導を行い,エチゾラムとフルニトラゼパムを一時的に併用した.リハビリテーション部では温熱療法,経皮的電気治療,肩部から頸部へのリラクゼーションを行い,心身医学療法としてEMGバイオフィードバック療法を施行した.その結果,治療開始1ヵ月後には症状の改善傾向を認め,1年後には開口量も回復して振戦や頭痛も消失し治療を終了した.2年経過し症状の再燃はない. |