ヒビノ イタル
HIBINO ITARU
日比野 至 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/12 |
形態種別 | その他 |
標題 | 関節可動域制限の病態とその治療法を再考する |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 理学療法探求 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第7巻,1-7頁 |
著者・共著者 | 沖田実・中野治郎・日比野至 |
概要 | 関節可動域制限の予防・治療には難治することが多く、その原因として1)動物モデルでさえ制限の病態が十分に解明されていないこと、2)臨床上の病態はこれまでの動物モデルで提示されている病態以外の要素が加わっており、この点の理解・整理がなされていないことなどがあげられる。自験例の結果から、1ヶ月程度の不動化で起こる制限の責任病巣の中心は骨格筋にあり、解剖学的変化として、筋線維自体の短縮に基づく筋長の短縮、機能的変化としては筋線維ならびに筋内膜の伸張性低下が認められた。これらの変化が筋性拘縮の病態と推測される。また、臨床で経験する多くのケースはこれらの病態に持続的筋収縮の影響が加わり、筋性拘縮の各病態・現象は悪循環を形成していると考えられる。可動域制限の概念とその病態を整理し、治療のあり方について私見を述べた。 |