アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 畳語名詞と基数数量詞の共起について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『月刊言語』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 大修館 |
巻・号・頁 | 第29巻No1(1月号),136-137頁 |
概要 | 本論考は、畳語名詞の複数性について述べたものである。畳語名詞は、限られた語彙にしかその形があらわれないために、語彙的特性として見なされ、一部の例外を除いて、研究者の関心を引くことがなかった。国広(1980)は、基数数量詞+畳語名詞の名詞句は容認されないとしたが、本稿では、複数事象を表す文の中に置かれた場合、共起する例が見られることを指摘した。しかし、これを国広に対する例外ととらえるのではなく、数量詞遊離した形から派生したものととらえることを提案した。それは、本来修飾すべき語から離れて、形式上、他の語を修飾する語から離れて、形式上、他の語を修飾する「転移修飾」と類似の現象であることを指摘した。 |