コウ メイジ
Koh Meijii
黃 名時 所属 国際文化学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 研究ノート 麗江の古楽 ―雲南に残る唐の音楽と奇才― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41-1.,27-36頁 |
概要 | 雲南省ナシ族の古楽の中心は唐宋以来の詞や曲牌の音楽である。古の唐宋音楽は後に道教に借用されて科儀音楽として継承され、中原では早くから失われたものが麗江で代々伝えられ保存されてきた。今日、麗江の大研古楽会によってその復元が進みナシ族の音楽としてクローズアップされているが、その中で重要な役割を果たしたのがナシの奇才とうたわれる宣科氏である。氏の功績によってナシ族の伝承や道教音楽・唐宋音楽が明らかとなり、中国の古代音楽史はもはや“無声の音楽史”ではなくなっている。氏の新学説は音楽史のみならず、人類学・言語学・宗教学・考古学などの学術研究にとっても重要な意味をもつ。(筆者は2001年秋に麗江で宣科氏と会った折に、大研古楽会による生演奏を直に拝聴した。) |