サイトウ ケンジ
SAITOU Kenji
齋藤 健治 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 車いす走行時の肘関節運動と駆動力によるハンプのバリア度評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 人間工学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 43(3),117-123頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 齋藤健治,細谷 聡,清田 勝 |
概要 | 渋滞を避けて,生活道路を通過する自動車の走行スピードを抑制するためのハンプが,手動車いす利用者にとってバリアとなるのかについて,肘関節運動と筋電図を通して推定した駆動力の観点から検討した.被験者は学生10名であった.高さ60, 80および100 mmのハンプと,比較対象としての平坦路,スロープ,段差,波打ち歩道,車用切り下げ歩道の8種類を計測箇所として選択した.左右の肘関節運動の同調性を示す相互相関係数は,平坦路,スロープ,ハンプにおいて高く,波打ち歩道と段差において低かった.駆動力は,段差と波打ち歩道において有意に大きく,ハンプと平坦路において有意に小さかった.これらの結果から,運動の容易さと駆動力の点において段差やスロープ,波打ち歩道といった日常的にみられる構造物に比して,車いす走行に対するハンプのバリア度は低いと評価できた.(査読付き論文)(筆頭論文) |