コバヤシ コウイチ
KOBAYASHI Koichi
小林 甲一 所属 現代社会学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | ドイツにおける障害年金保険と社会保障の課題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 海外社会保障研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国立社会保障・人口問題研究所 |
巻・号・頁 | (140号) |
概要 | 「障害」とは、「老齢」以前の段階で一定以上の労働不能に陥ったことを指し、それに対しては、従来からさまざまな社会的保障がなされてきた。ドイツでは、伝統的に社会保険としての年金保険の適応対象とされ、健康上の原因によって稼得能力が減退した場合にいわゆる「障害年金」が給付されてきたが、その一方、労働市場の状況が悪化するのに応じて、この給付が失業者の所得保障や労働市場政策に援用される動きも出てきている。こうした問題を念頭に、本稿では、ドイツ年金保険において、「障害」がどのように捉えられ、それに対してどのような年金給付がおこなわれてきたか、またそれがどのように移り変わってきたかを考察し、さらにそれを通して、これからの労働生活に相応しい社会保障のあり方について再検討した。 |