サワダ ケイコ
KEIKO SAWADA
澤田 景子 所属 現代社会学部 職種 任期制講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/07 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 研究ノート
ダブルケアに関する研究の動向 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学 社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第56巻(第1号),95-115頁 |
概要 | 近年,少子高齢化,晩婚・晩産化の進展に伴い,新たな社会的リスクの一つとして注目されている。本稿では,まずダブルケア(育児と介護が同時に進行)に関する研究の動向とダブルケアを巡る諸課題について整理を行った。続いて,先行研究の整理から目指すべき新たな社会システム,支援の構築に向けた動きとして,フレームを統合したケアシステム,地域における包括ケアネットワーク,自助力の向上,多様性を尊重したケア・ワークライフバランスの構築の必要性が示唆された。今後の研究課題・実践課題として,多様なダブルケア実態の把握,地域・男女・世代間での比較調査と支援策の検討,先駆的事例に対する評価,支援機関における対応の実態把握,公助と共助との協働の在り方への検討,ケアに備える“ケア活”への取り組み,企業側への調査といった展開が重要となることを指摘した。 |