ナカムラ マサミ
NAKAMURA Masami
中村 昌美 所属 法学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 不動産取引安全をめぐる判例動向 不動産登記法改正後の変化 前編 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第54巻(第1号),29-44頁 |
概要 | 登記申請のオンライン化を眼目とする平成16年の不動産登記法大改正から,すでに13年が経過した。簿冊を登記記録とする過去の制度の欠陥,「権利証」を喪失した場合の登記申請手続き(保証書手続き)の欠陥は克服され,登記を通じての不動産物権変動の安全は一応の改善をみた。しかしながら,制度改正の不十分な点・人的な過失の要因で,法的紛争は形を変えて,あるいは変わらず発生している。不動産登記法改正後,特に近時の不動産物権変動をめぐる法的紛争の状況を,検討する。検討判例が相当数あるので,前・後編に分ける。前編は不動産登記法の改正の物権変動への影響を概説し,「権利証」と登記識別情報をめぐる紛争に関する分析を行う。 |