アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「不定代名詞束縛の局所性について」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名学大論集 言語・文化篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 16-1.,41-52頁 |
概要 | 本論文では、Tanaka(2002)がその妥当性を疑問視したHiraiwa(2002)のAgree操作による目的語繰り上げ随意分析を取り上げ、随時分析を採用しない場合の代案を考えた。Tanakaが擁護するKuno(1976)の目的語繰り上げ操作が顕在的統語部門で起こっているとすれば、Hiraiwaの随意分析のもとになる例に対して別の説明が必要となってくるが、その場合、これまで言及されることのなかった「も」による不定代名詞束縛の条件が浮かび上がってくることになる。Uchibori(2001)が取り上げた別の繰り上げ現象を用いて、その条件の妥当性を論じ、それが交差制約から導かれる可能性を示唆した。 |