ムラカミ トシキ
MURAKAMI TOSHIKI
村上 寿来 所属 現代社会学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | W.レプケの秩序政策構想―社会学的新自由主義の理論的・思想的背景を中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第51巻(第4号),239-265頁 |
概要 | W.レプケは,新自由主義を代表する経済学者の一人であるが,「社会学的新自由主義」と位置付けられるように,彼が「社会学的・文化的問題」とする「現代社会の危機」についての広範な議論を背景に,「総合社会政策」を含んだ秩序政策構想を展開していた点で,他の新自由主義とは根本的に異なる思想を展開している。その相違は,彼が「経済ヒューマニズム」という自らの基本思想の基礎に置いた人間観,社会観に由来する。本稿では,「マス化」と「プロレタリア化」によって規定された現代の社会危機ついてのレプケの議論を整理するとともに,彼の人間観と社会観の基礎にあるキリスト教的基盤についても明らかにする。さらに,それらを基礎に展開された彼の「第三の道」の秩序政策構想を検討しながら,その現代的意義を明らかにすることを目指す。 |