アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 連用形並列の前節における主要部Tに関する覚え書き |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名学大論集 社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42-3.,139-149頁 |
概要 | この小論では、連用形並列の前節には時制要素が見られないことと矛盾する現象が見られることを指摘したHirata(2005)の研究を紹介した後、さらにもうひとつの証拠として多重主語構文の例を挙げた。この矛盾を解消するために、Hirataが言及した可能性ではなく、三原(1997)が論じたように、連用形並列の前節には定形の時制指定があるということからPNT(Phonetically Null Tense)があるという分析の可能性を提案した。三原では主要部のTを明示的に示していないが、HirataやKoizumiの分析から、PNTがTに存在すると考えるほうが言語事実をよりうまく説明できることに論じた。 |