ワタナベ マサノリ
WATANABE Masanori
渡邊 晶規 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03/31 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | カラゲニン誘発性筋炎による筋損傷モデル作製の試み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 医学・健康科学・スポーツ科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 名古屋学院大学総合研究所 |
巻・号・頁 | 10(2),1-9頁 |
著者・共著者 | 肥田 朋子、古田 大輔、真境名 佑輝、渡邊 晶規、伊東 佑太 |
概要 | 筋損傷など外観から損傷の程度が不明な場合には,過度な安静や不動状態をとる可能性がある。一方,我々は関節固定による不活動状態では組織損傷を伴わない疼痛が生じることを報告している。これらを合わせて考えると,損傷後の不必要な安静・固定も疼痛発生や損傷からの回復に影響を及ぼす可能性がある。これらについて調べるためには,筋損傷モデル動物を作製する必要がある。今回はカラゲニンによる筋炎が筋損傷モデルとして有用かどうか調べることとした。カラゲニンを腓腹筋に注入し,その24時間,72時間後に筋組織を取り出して横断切片を作製し,ヘマトキシリン―エオシン(H―E)染色ならびにマクロファージとジストロフィンを免疫組織染色した。その結果,細胞浸潤がごく一部で認められたが,細胞膜構造に損傷はほとんど認められず,筋損傷モデルとして用いることは難しいと判断した。今後は別の方法で筋損傷モデル作製を目指す必要がある。 |