イマニ イクミ
Imani Ikumi
今仁 生美 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 日本語のwh句の意味論的分析 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名学大論集 言語・文化篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14-2.,57-68頁 |
概要 | 本論では、日本語における存在量化表現および全称量化表現―wh句と助詞の「か」あるいは「も」を組み合わせて作られる表現―について、すべての組み合わせが可能であるわけではない理由を論じた。具体的には、宝島との共同研究で提起している代表元・インスタンスに基づくアプローチに基づき、「何」は代表元、「だれ」「どれ」「どのN」はインスタンスを値として取るという仮説を提起した。本論の枠組みでは、さらに「か」および「も」が二項関係ではない点も扱えるようになっている。また、「犬かが吼えた」がなぜ容認不可能なのか、さらには助詞の「が」などが用いられるかどうかで容認可能性に違いがでる理由も本論のアプローチによって説明できるようになっている。 |