サイトウ ケンジ
SAITOU Kenji
齋藤 健治 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/11 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 急激な等尺性肘屈曲力発揮時の上腕二頭筋表面筋電図の特徴 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 人間工学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 47(5),183-189頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 齋藤健治,細谷 聡,増田 正,岡田守彦 |
概要 | 急激な力発揮(Rapid)時の表面筋電図の特徴を,MVC時の表面筋電図を比較対象として,正規化と運動単位活動の観点から調べた.肘関節屈曲力と平均整流値(ARV),中央周波数(MDF),筋線維伝導速度(MFCV)といった表面筋電位変数を用いた.その結果,屈曲力とARVの関係から,Rapid時の表面筋電図振幅が屈曲力の割に大きくなる被験者群(グループI)とそうでない被験者群(グループII)に分けられることが明らかとなった.これらのことから,Rapid時の表面筋電図をMVC時の表面筋電図で正規化する際には,対象となる被験者がどちらのグループに属するかを事前に明らかにしておく必要があることが示唆された.一方,MFCVはグループIとIIの間,あるいはRapidとMVCの間で差が認められなかった.これらのような,屈曲力と表面筋電位変数の特徴から,グループIのRapid時の運動単位活動に次のような特徴があることが推察できた. 1) MVC時よりも活動参加するMU数は少ない. 2) Rapidでは,少数のFタイプ運動単位が選択的に活動参加し,それらの活動が同期する. (査読付き)(筆頭論文) |