サイトウ ケンジ
SAITOU Kenji
齋藤 健治 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 加速度センサにより計測した野球投球時の体幹および前腕の運動と投球スピードとの関係 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 人間工学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 48(1),40-47頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 齋藤健治,井上一彦,井上伸一 |
概要 | 野球投球時の体幹回旋・前傾と前腕回内の角速度と投球スピードとの関連について調べた.そのために,9名の大学野球投手を被験者として,上胴背部と手首にセンサデバイスを装着し,投球時の体幹回旋・前傾と前腕回内の角速度を計測した.被験者には10球の投球スピード漸増試技を行わせた.分析の結果次のようなことが明らかとなった.投球スピード増大にともない,体幹回旋と前腕回内の角速度最大時刻はボールリリース時刻に近づいた.三つの運動の角速度最大値と,投球スピードとの間に高い相関が認められた.体幹回旋・前傾および前腕回内の角速度最大時刻は,互いに高い相関は認められなかったが,角速度最大値は互いに高い相関が認められた.これらのことから,投球スピード増大のためには,体幹回旋と体幹前傾が重要な運動になると考えられた.前腕回内は,投球スピード増大には貢献しないものの,投球動作の善し悪しを反映する運動と考えられた.この点において,前腕回内外の運動をセンサ計測する意義が認められた. (査読付き)(筆頭論文) |