タニグチ アツシ
Taniguchi Atsushi
谷口 篤 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1988/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 文章の保持における具体的アナロジ挿入の効果 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 教育心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本教育心理学会 |
巻・号・頁 | 第36巻,282-286頁 |
概要 | 科学的抽象的な内容の文章において、読者にとって既知であり、イメージ化が容易な具体的事物によるアナロジを用いた文章をしばしば見かける。あるいは授業場面において新しい概念を教師が説明するときに、生徒がすでに知っている概念をアナロジとして用いることもある。そこで、本研究では、説明文章に具体的なアナロジを挿入した場合の効果について検討した。結果、具体的アナロジを挿入されると、文章の再生率が増大すること、特に文章のマクロ命題の再生率の増大が大きいことが示された。この結果は、アナロジの挿入が、文章のマクロ構造の形成を促進させ、その結果、文章の全体的な保持量を増大させたと考えられた。 |