アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「使役交替」研究の進展―Rappaport Hovav(2014)を中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 言語・文化篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第29巻(第1号),9-27頁 |
概要 | 「使役交替」の研究は90年代において,語彙概念意味論の興隆とともに大きな進展を見せた。しかしながら,それは,同時に,Pustejovsky(1995)の生成語彙論やJackendoff(1997,2002)等の研究によって,交替のメカニズムを語彙の意味だけに限定することへの問題点が浮き彫りにされることとなった。2000年代からの研究はそこで明らかにされた問題点をどう克服するか,また克服するためにどのようなアプローチが有効かを探る方向へと,研究が進んできたと言える。そのような研究の流れのなかで,本稿では,交替のメカニズムにおける文脈情報の重要性を説くRappaport Hovav(2014)を取り上げ,どのように90年代の問題点が克服されるのかを確認し,その上で,今後の課題についての考察を行う。 |