オオイシ クニヒロ
OHISHI Kunihiro
大石 邦弘 所属 経済学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/12 |
形態種別 | 研究論文(研究会,シンポジウム資料等) |
標題 | 瀬戸市の地域雇用問題に関する構造分析 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『NGU地域政策研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 名古屋学院大学総合研究所 |
巻・号・頁 | (第1号),25-33頁 |
概要 | 瀬戸市の雇用構造を、2005年の国勢調査のデータを用いて明らかにし、地域雇用活性化の方策への一助とすことを目的に作成されたものである。この分析から得られた特徴の一つは、男性労働力の労働力率の低さである。愛知県68市町村中62番目の低さであり、人口規模からこの数値は特異なものといえる。この問題は近年に限ったものではなく、既に1980年時点でも同様な傾向を示している。その原因を要因に分解し分析すると、20歳代後半から50歳代後半までなべて労働力率を押し下げる方向に寄与していることがわかる。特に20歳代から30歳代の低位に絞ると、20歳代は非労働力化の傾向が強いこと、30歳代は人口構成比の低さが原因と推定される。30歳代人口に関しては、都市の全般的な魅力を生み出すことで、当該年齢層の瀬戸市の流入を高めることが求められよう。一方で、20歳代の非労働力化に対しては、それが高学歴化の結果とみられることから、新規学卒者向け雇用の場の確保が早急な課題と予想される。 |