オオイシ クニヒロ   OHISHI Kunihiro
  大石 邦弘
   所属   経済学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/10
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 愛知県における小売業の地理的構造 ―1988年から2007年―
執筆形態 単著
掲載誌名 『名古屋学院大学論集 社会科学篇』
掲載区分国内
出版社・発行元 名古屋学院大学
巻・号・頁 47(2),15-28頁
概要 拙稿(2003版)では、愛知県内小売業の地理的構造変化を、吸引度指数を用いて1990年代という時間軸から考察した。本稿では、2000年代を通しての地理的推移を再び検証することにある。さらに、上記の予想が実現したか否かの検証をあわせて行う。そこでえられた結果は次の通りである。
予想通りに豊橋市の吸引力は弱まり、尾張北部の吸引力は強まることになった。ただし、予想していたような2極化の進展とは異なる構造変化となった。顧客吸引地区が、愛知県内の東から西への4極構造であったものから、南から北への3極構造へと再編成されたといえよう。
また、名古屋市としての吸引力は相変わらず保持されているものの、市内中心区に限定され、周辺の区は顧客吸引力を弱めている。その原因としては、名古屋市周辺の市町村での顧客吸引力の高まりが指摘できよう。