アカソ ナオユキ
AKASO NAOYUKI
赤楚 治之 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 日本語における「が・の」交替とhigh adverbs |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 言語・文化篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第32巻(第2号),23-36頁 |
概要 | 日本語の「が・の」交替の属格認可には,これまでC-headによるもの(C分析)とD-headによるもの(D分析)の二つの分析が提案されてきた。本稿ではD分析を擁護する立場から,D分析が説明できないと指摘されているhigh adverbsの問題を取り扱う。Chomsky(2013,2015)のlabeling algorithmとSaito(2016)の反レベル付けを取り入れることにより,D分析のもう一つの問題であった主格目的語が関与する「が・の」交替に説明を与えたAkaso(2020)の分析が,D分析におけるhigh adverbsの生起問題をも解消できることを論じる。 |