コエダ トモコ
KOEDA Tomoko
肥田 朋子 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 関節不動化による関節可動域制限と疼痛発生に対するストレッチングの効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 医学・健康科学・スポーツ科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第1巻(第2号),1-9頁 |
著者・共著者 | 榊原拓哉、沖向雄也、堀田昌志、野村達也、中田智章、井筒孝憲、平賀慎一郎、松原崇紀、田崎洋光 |
概要 | ギプス固定や長期臥床などによる関節不動化は,疼痛発生の原因になっていることが明らかとなってきており,その発生予防は重要な理学療法の目的となる。これまで不動化に対する理学療法は,関節可動域(ROM)制限や筋萎縮などに対して検討されてきている。ストレッチングはROM制限に対する理学療法手段の一つとして用いられ,20から40分以上のストレッチングによる効果が認められているが,不動化による疼痛発生に関する検討は行われていない。そこでラット足関節を底屈位にギプス固定する不動化モデルを作製し,ストレッチングによってROM制限や疼痛発生が予防できるか検討した。その結果,4週間の不動化によってROMは制限され足底部の皮膚痛覚閾値の低下を認めたが,固定期間中の週6日間,1日30分の持続的なストレッチを行った群においては,ROM制限や皮膚痛覚閾値の低下をある程度抑制でき,ストレッチングの有効性が示唆された。 |