ニシムラ ミホ
Nishimura Miho
西村 美保 所属 外国語学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | ヴィクトリア朝小説における飲酒の表象 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | Vol.56(No.2),21-34頁 |
著者・共著者 | 小島弘暉 |
概要 | 飲酒は一個人の習慣というだけでなく、人間同士の交流や社交を潤滑に推し進める媒介でもある。一方で飲酒の頻度と量が度を超すと、依存症となり、それが基で人間関係にひびが入ることになる。こうした飲酒が持つ様々な側面が文学テキストにおいても反映され、複雑なプロットを生み出してきた。本稿では飲酒の場面が登場する主要なヴィクトリア朝小説―トマス・ハーディの『遙かに狂乱の群れを離れて』(Far from the Madding Crowd, 1874)、『ダーバヴィル家のテス』(Tess of the d’Urbervilles, 1891)、 『カスターブリッジの市長』(The Mayor of Casterbridge, 1886)、そしてチャールズ・ディケンズの『ピクウィック・ペーパーズ』(The Pickwick Papers, 1836-37)―を取り上げ、飲酒の表象とプロットの中でどのような機能を持つのかについて考察する。 |