スズキ ケイジ
suzuki keiji
鈴木 啓司 所属 国際文化学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 新たなる認識論理の構築6 ―認識論的に見た数体系の再解釈― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第47巻(第2号),51-61頁 |
概要 | 従来のペアノ算術ならびに集合論による自然数の基礎付けでは、実無限をめぐる限界が避けられなかった。そこで、無も無限もない、認識的に自然な数体系の再解釈を試みようとしたもの。認識の基本構造である絵と地の概念をもとに、絵(正の数)、地(負の数)にそれぞれ、(1)×(1)=1、〔1〕×〔1〕=-1の算術を当てはめ、両者の境界を(1)×〔1〕=0とすることで、(1)×(1)×(1)×(1)、、、=1の「(1)のベキ乗場」に切れ目を入れる。これにより、われわれの知る自然数は1のN乗の指数として加算的に表現される。従来の算術により深い認識的な土台を与えることで、認識論に関わる難問に形式体系の見地から新たな地平を開けるものと期待する。 |