イチカワ シンゴウ   Ichikawa Shingo
  市川 新剛
   所属   外国語学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/07
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 家庭の活字接触とバイリテラシー能力の発達の関係
執筆形態 単著
掲載誌名 名古屋学院大学論集 社会科学篇
掲載区分国内
巻・号・頁 第53巻(第1号),65-76頁
概要 本研究では,バイリンガル児童の活字接触とバイリテラシー能力の発達の関係について調査を行った。萌芽的リテラシー能力の個人差は,語彙力や音韻意識や読書量によって説明できると言われているが,バイリンガル児童を対象とした研究はまだ数が少ない。本研究では,ポルトガル語(L1)と日本語(L2)を学習する在日ブラジル人児童を対象に,家庭での活字接触量によって受容語彙サイズ,音韻意識,ディコーディングに違いはあるか調べた。分析の結果,活字接触は音韻意識の一部とディコーディングと関連が強いことがわかった。また,どのような活字接触がディコーディングと関係があるかについても調べたところ,書記体系による違いが見られた。