コエダ トモコ
KOEDA Tomoko
肥田 朋子 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/06/08 |
発表テーマ | 筋損傷後の不用意な固定は痛覚過敏状態からの回復を遅らせる |
会議名 | 第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会 |
主催者 | 日本ペインリハビリテーション学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 長崎市 |
開催期間 | 2024/06/08~2024/06/09 |
発表者・共同発表者 | 髙山巧、鈴木輝、落合彩夏、佐藤麻央、伊東佑太、肥田朋子 |
概要 | ラットにdrop-mass法で筋損傷を引き起こし、その後にギプスで固定し安静させた固定群と行動を制限しない非固定群で、筋機械痛覚閾値、後根神経節のNGF陽性細胞割合、損傷筋細胞の組織学的様子から安静固定による影響について検討した。その結果損傷後72時間までの痛覚閾値は非固定群で有意な改善を認め、NGF陽性細胞割合も低値を示した。しかし、HE染色での筋損傷像に両群の差は認められなかった。損傷側の痛みが持続することが明らかとなったことから、受傷直後のごく短期間の安静固定は、積極的に行う必要はないと判断した。今後は損傷筋における免疫組織化学染色による検討やNGF以外の発痛物質あるいは炎症性サイトカインなどの状況を探る必要がある。 |