マスタ アユミ
Masuta ayumi
増田 あゆみ 所属 国際文化学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2011/10 |
発表テーマ | 多文化国家の保健医療政策:オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州を中心に |
会議名 | 国際シンポジウム:医療における多文化共生に向けて(名古屋大野依記念館・先進医療推進機構主催) |
主催者 | 名古屋大野依記念館・先進医療推進機構主催 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 1970年代初めから白豪主義を捨て、多文化主義政策を進めてきたオーストラリアにおいて見られる保健・医療政策の変遷を、変遷要因とともに明らかにした。オーストラリアの初期の医療現場での多文化の起こす混乱が、「移民の抱える問題」から「医療機関側の問題」へと認識が変化をしていくこと、「公的利益へのアクセス」は、人権のひとつであり、それに応える公的機関は、義務を有することが、多文化主義の政策上で、認識されていった。対難民医療の要でもある精神科医療は、医療の多文化政策のかなめでもある医療多言語および通訳サービス制度の変遷に大きな影響を与えた。今後の日本の医療現場での多文化化への対応を見据える上で、大きなヒントを示している。 |