シロ ユキコ
shiro yukiko
城 由起子 所属 リハビリテーション学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2010/05 |
発表テーマ | 頚肩部圧痛点への圧刺激が肩凝りの疼痛関連症状と心拍変動に及ぼす影響 |
会議名 | 理学療法の医学的基礎 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
概要 | 【緒言】肩凝り有訴者を対象に肩凝りの特効穴でもある頚肩部圧痛点への圧刺激が疼痛関連症状とHRVに及ぼす影響を調べ,圧痛点への圧刺激による疼痛抑制効果について検討した。 【方法】対象は常に頚肩痛を有する女性事務職員22名(27~42歳)とし,頚肩部圧痛点への圧刺激を行う群(AP群:11名)と行わない群(C群:11名)に無作為に分類した。【結論】頚肩部圧痛点への圧刺激により痛み強度,情動面,機能障害度,筋硬度が改善し,交感神経活動を反映する心拍数の減少と副交感神経活動の活性が認められた。今回,圧刺激により疼痛関連症状の改善だけでなく交感神経活動の抑制と副交感神経活動の賦活を認めたことから,圧痛点への圧刺激は自律神経活動など全身性に作用する疼痛抑制系に何らかの影響を与えると考えられ,有効な治療手段となり得る可能性が示唆された。 |