コウ チクユウ
HUANG Chuyu
黄 竹佑 所属 外国語学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/06 |
発表テーマ | 「間違っている声調」の脳内処理―台湾語変調ERP実験の結果分析 |
会議名 | 国立国語研究所 対照言語学プロジェクト プロソディー研究班オンライン研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 黄 竹佑, 陳 姿因, 広瀬友紀, 伊藤たかね |
概要 | 台湾語は声調言語で、一つの声調が他の声調に後続される場合、別の声調になるという現象が知られている。すべての語には原調と変調という2つの異形態があるが、どちらも話者のレキシコンに存在するか、それとも規則運算によって片方がもう一方を生成させるかについては決定的な根拠が未だにない。本研究では2音節語を使い、違反種類(変調規則に違反した音声、規則で予測できない声調になった音声、台湾語に存在しない声調を含む音声)を設け、話者が自然と不自然な音声を知覚した際の脳活動をERPで観測した。実験により以下のことが判明した:不自然な音声が提示された後の1000msあたりで陰性波が観測された;陰性波の後には広範囲の陽性波が観測された;その陽性波は違反種類により振幅が有意に異なったという結果が得られた。この結果を先行研究で観測された言語と他の心理プロセスに関する脳波成分と比較して考察を行う。 |