イトウ ユウタ   Itoh Yuta
  伊東 佑太
   所属   リハビリテーション学部
   職種   准教授
発表年月日 2018/08
発表テーマ デュシェンヌ型筋ジストロフィー症モデルマウスに対する運動負荷は、細胞移植による治療効果を促進する
会議名 日本筋学会第4回学術集会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭（一般）
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 竹中菜々、後藤萌、池田留輝愛、田中碧、伊東佑太、櫻井英俊
概要 我々は、極めて重篤な筋疾患であるデュシェンヌ型筋ジストロフィー症（DMD）に対し、細胞移植による新規治療法確立を目指して研究を進めている。本研究では、移植前のDMD マウスに対して運動負荷を加える事で、移植による治療効果をより向上させ得ることを明らかとした。移植の24 時間前に、麻酔下で重度免疫不全DMD モデルマウス（DMD-null/NSG）の下腿後面に経皮的電気刺激を加えて筋収縮を繰り返して惹起することで、等尺性収縮トレーニングを負荷した。その翌日、トレーニング負荷したマウスと無負荷コントロールマウスのそれぞれの腓腹筋にヒト不死化筋芽細胞（Hu5/KD3）を移植し、筋組織解析および経時的な筋張力測定を実施した。その結果、トレーニングを負荷したマウスでは有意に移植細胞の生着率が向上し、さらに移植後20 週までの解析にて、移植側では非移植側と比較して筋力低下が抑えらるという治療効果が示された。