サイトウ クミコ
SAITOH KUMIKO
齊藤 久美子 所属 スポーツ健康学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2011/07 |
発表テーマ | フェルラ酸経口投与によるマウス血液中の抗酸化・酸化ストレスの測定 |
会議名 | 第57回 日本薬学会 東海支部大会(名古屋) |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 水野 弓子, 五味 沙也香, 今泉 真幸子, 齊藤 久美子, 野々垣 常正, 村瀬 仁章, 堀田 芳弘. |
概要 | 活性酸素やフリーラジカルを中心とした酸化ストレスは、生体機構に広範囲に関与していると考えられるが、未だ不明な点が多い。フェルラ酸をマウスに経口投与し、マウス血液中の酸化ストレス度(d-ROMsテスト)と抗酸化力(BAPテスト)を活性酸素・フリーラジカル自動分析装置 (FRAS4:ウイスマー研究所)を用いて検討した。また、フェルラ酸と同様な作用を示すクマル酸も比較した。16時間絶食させたマウスにフェルラ酸(100mg/kg、CMC-Na溶液)を経口投与し、マウス尾静脈から採血し血漿を調整し、酸化ストレス度と抗酸化力を測定した。抗酸化力BAP(μM)は投与前からフェルラ酸投与後2時間で15%上昇した。酸化ストレス度d-ROMs(U.CARR)は投与前から投与後27%の減少が見られた。フェルラ酸は、マウス血液の抗酸化力を増大し、酸化ストレス度を低下させた。クマル酸も同程度の作用が認められた。 |