ヤマザキ リョウコ
Yamazaki Ryoko
山﨑 僚子 所属 商学部 職種 任期制講師 |
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発表年月日 | 2022/09/17 |
発表テーマ | 価値観を認め合うー英国ゴスサブカルチャーからみる相互理解 |
会議名 | 2022年度国際教育研究所年次大会シンポジウム「今、必要とされる国際教育とは」 |
主催者 | 国際教育研究所 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン |
開催期間 | 2022/09/17~2022/09/17 |
発表者・共同発表者 | 司会 中西千春(国立音楽大学教授)
発表者 豊田典子(新潟医療福祉大学講師) 田中孝史(東京外国語大学特別研究員) 荒井幸康(北海道大学研究員) 山﨑僚子(名古屋学院大学講師) |
概要 | ゴスという言葉を聞くと日本では、フリルやレースのたくさんついた服を着こなす、ゴスロリを思い浮かべる人も多いと思う。ゴシック(Gothic)という言葉の起源は古く、建築様式、美術、文学から音楽、ファッションにおける表現様式を指す。日本のゴスロリは西洋のゴス・スタイルから、日本独自に派生したレパートリーのひとつなのである。本発表では、発表者が行った、英国で活動するゴスへのインタビューの結果に基づき、彼らがどのような活動をしているのか、また少数派としていかに差別を受けてきたかを報告する。ゴスに対するイメージがマスコミによっていかにゆがめられたか、そして特に英国のゴスにとって忘れられない事件となった、ソフィ・ランカスター事件について言及したい。襲撃事件のあとに遺族を中心として設立されたSophie Lancaster Foundationと 彼らの活動、SOPHIE(Stamp Out Prejudice Hatred and Intolerance)キャンペーンは、マスコミにも大きく取り上げられた。このような活動は参加者に、メインストリームから逸れた音楽やファッションを好んだり、独特な自己表現様式を楽しんだりする人々への差別を減らす教育として機能していると思われる。本発表はイギリスのゴスというサブカルチャーを通して、異なる価値観をもつもの同士が、互いを尊重する方法を模索することを目的とする。 |