ヨシダ タツヒロ
YOSHIDA TATSUHIRO
吉田 龍宏 所属 スポーツ健康学部 職種 任期制准教授 |
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発表年月日 | 2018/03 |
発表テーマ | クラスにおける子どもの主体性はいかに確立されるか①~クラス集団における応答的同調としての当番活動~ |
会議名 | 日本保育者養成教育学会第2回大会 |
主催者 | 日本保育者養成教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2018/03 |
発表者・共同発表者 | 〇吉田龍宏、山田祥子、小川博久、岩田遵子、伊藤早 |
概要 | 日本の公的保育施設における国の保育内容の基準は子どもの主体性を保障し、一人ひとりの子どもの理解とそれに基づく保育者の援助を求めている。一方で、保育者の配置基準においては、集団保育を前提としている。この二重の要求は、保育者は管理と見守りの二項対立を生み出している。この二項対立を超えて子どもの主体性を保障するには一斉活動が従来の見方のように管理ではなく手遊びやわらべ歌の実践により保育者と幼児集団との応答や同調の「ノリ」を楽しむ機会となり、その高揚によって、保育者の権力性の一部を子どもに分有することである。本発表では、手遊びやわらべ歌遊びの実践を0歳児から行ってきた保育園の5歳児クラスの事例を分析し、上述した「ノリ」の効用を通して子どもの主体性が確立することを明らかにした。こうしたことから、一斉活動と遊びを分別することなく、有機的にカリキュラムを検討する視点を得ることができた。 |