アリゾノ サトミ
ARIZONO Satomi
有薗 智美 所属 外国語学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2018/09 |
発表テーマ | 多義動詞の分析―特徴の記述 と分析方法の精緻化 |
会議名 | 日本認知言語学会第19回全国大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 木下りか(武庫川女子大学)、 李澤熊(名古屋大学)、有薗智美 (名古屋学院大学)・野田大志 (愛知学院大学) |
概要 | 本ワークショップでは、多義語分析の研究成果を踏まえてさらに検討が必要と考えられるトピックを取りあげ、多義語の特徴記述や分析手法の精緻化を試みた。具体的には日本語の基本動詞の分析を通し、以下の四つの考察を行った。 (1) プロトタイプ的意味の特徴:意味拡張の起点から直観的プロトタイプがずれる語の記述を通し、多義語の中心をなす意味の特徴について考察する。 (2) 他の語を視野に入れた分析:類義語や韓国語を視野に入れることによる、多義動詞分析の有効性を検討する。 (3) 多義的別義の認定:多義的別義を認定する従来の判断基準では別語義と認定できない例を取り上げ、その新たな判断基準の試案を示す。 (4)多義的別義の認定:多義的別義と構文とが一対一の対応関係を持たない場合に焦点を当て、複数の構文から一つの語義を帰納的に認定する方法を提案し、その妥当性を検討する。 司会・ディスカッサント:籾山洋介(南山大学) 担当部分:(3)「多義動詞の語義認定における付加詞要素の役割」 |