オオイシ クニヒロ   OHISHI Kunihiro
  大石 邦弘
   所属   経済学部
   職種   教授
期間 2010/06/04
活動形態 社会貢献活動
タイトル デフレ経済の功罪 ―2010年度の日本経済-
種別 セミナー・ワークショップ
イベント・番組・新聞雑誌名 稲沢市 成人大学(教養講座)
役割 講師
主催者・発行元 稲沢市教育委員会
場所・掲載箇所 稲沢市市民会館
対象 社会人・一般
概要 2008年9月のリーマン・ショックを端緒とした金融不安は、その後の世界的大不況として、日本経済に大きな影響を及ぼすことになった。そのショックから徐々に立ち直りつつある日本経済は、しかしデフレ経済に再び突入したようである。
2009年から10年にかけて、様々なマクロ経済指標は景気回復過程にあることを示しているが、物価関連指標についてはデフレの深刻化を示すばかりである。ここでは、デフレ発生の経済的メカニズムから説明を行い、前回90年代後半から発生したデフレ経済から脱却するまでに約10年を要したことから、今回もデフレ脱却には時間がかかるであろうことを指摘した上で、デフレ状況が引き起こす様々な負の影響について説明を行った。そこでは、デフレ・スパイラルのメカニズム、デット・デフレや資産デフレとの関連、耐久消費財の買い控えがデフレに拍車をかけるメカニズム、デフレ状況と財政赤字の問題について説明を行った。