ゴイ マコト   Goi Makoto
  五井 信
   所属   二松学舎大学  文学部 都市文化デザイン学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 国文学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/03
形態種別 研究論文 
標題 描写としての<聞く>こと-田山花袋『重右衛門の最後』の構造-
執筆形態 単著
掲載誌名 十文字国文
掲載区分国内
出版社・発行元 十文字女子短期大学国語国文学会
巻・号・頁 (第7号),1-12頁
概要 『重右衛門の最後』(明治35年)における描写を、<聞く>ことを中心に分析を試みた。従来描写はおもに<視覚>を中心に論じられてきたが、『重右衛門の最後』は、むしろ<聴覚>によって様々な描写が行なわれているテクストであるようにみえる。テクストを<聞く>ことに焦点を当てて分析し、そのような性格がテクスト全体の構成と関係していることを指摘した。また語りの構造による読者の読みの可能性についても言及した。