マツウラ フミコ
Matsuura Fumiko
松浦 史子 所属 二松学舎大学 文学部 国文学科 二松学舎大学大学院 国際日本学研究科 国際日本学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/12 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 獣頭の鳳凰「吉利・富貴」について-乱世を翔る吉鳥たち |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中国詩文論叢 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (No.33),45-67頁 |
概要 | 日本にのみ現存する祥瑞情報(『延喜式』、『天地瑞祥志』等)、および傍題を持つことで稀有な5世紀初の高句麗古墳に見る祥瑞図などをつなぎ合わせ、それを該期の歴史・思想的背景に照らすことにより、動乱の魏晋南北朝を経て、唐には重要な祥瑞となった獣頭の鳳凰「吉利・富貴」の成立と受容を探った。その結果、例えばその筆法からこれらが『山海経』の鳳凰の系譜を継ぐ吉鳥との意識があること、六朝~唐にかけて重視された「出現すれば天下に災いをもたらす」という「鳳凰に似た四凶鳥(發明、焦明、鷫鸘、幽昌)【松浦業績⑫】」をアンチテーゼとして成立・受容をみた、乱世の吉鳳であることを明らかにした。 |