コヤマ サトコ
Koyama Satoko
小山 聡子 所属 二松学舎大学 文学部 歴史文化学科 二松学舎大学大学院 文学研究科 国文学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「熊野牛玉宝印への信仰」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『古文書研究』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本古文書学会 |
巻・号・頁 | (第61号),48-54頁 |
概要 | 本稿では、熊野における牛玉宝印頒布のはじまりとその信仰的な意味について論じた。本稿によって、熊野三社における牛玉への押印が一三世紀初頭に梛の葉の授与と大豆の粉による化粧の儀礼とともに行なわれはじめたことが明らかになった。熊野三社の牛玉宝印は、参詣者の道中守護という役割を与えられており、他の寺社の牛玉宝印と性質が異なる。熊野の牛玉宝しるしは、より強力な霊力を持つ牛玉宝印として認識されていたことを指摘した。それだからこそ、起請文の料紙として頻繁に用いられたのである。 |